origin/master

キーボードを叩くだけのお仕事をしている人のブログ

金沢で海を見つけた話

僕はいま、金沢で仕事をしています。 6月の末までは金沢にいます。

色々な人から『なんで金沢なの??』と、 聞かれるのですが、 理由は正直あまりないのです。 昔から思い描いていた、暮らしを 金沢で実現させようとか思っていたわけでもなく、 ただただ会社から、 『2週間だけ、金沢で働いてちょ』と 言われたから金沢に来ているだけで、 深い理由は特にありません。

金沢はとってもいいところで、 街を歩けば緑もあって、 休憩する場所もたくさんあり、 街並みも景観もとてもきれいです。

何が一番うれしいかというと、 満員電車に乗らなくてもいいこと。 そして仕事が18時には終わること。 そして19時にはご飯をたべて、 23時には眠りについていること。 朝は5時30分には目が覚めること。 ここには平和で普通の生活があります。

平和すぎるこの生活が、 体に染みつく感じが 少し自分を不安にさせるのですが、 2ヶ月という期限付きの生活なので、 この期間はたっぷり充電をしようと思います。 2か月も充電すればきっとまた働きたくなると思うので...。 まぁ今も働いているんですけどね。

そして相変わらず、走っています。 知らないまちを走るのは楽しい。 ここは、駅から離れると田んぼが続くまちです。

f:id:yutafujiwara:20180225233244j:plain

ただただ、ずっと田んぼが続くまちだと思っていのですが、 前日、海を発見しました。

海があることを知ってはいたのですが、 ググったんじゃなくて、 自分で発見したということに 少し感動しました。

BRUTUSの編集長の西田善太さんが 『東京編集キューレターズ』のインタビューで、 以下のような詩を紹介していました。

 ムカウノヤマニノボッタラ  ヤマノムコウハ ムラダッタ  タンボノツヅク ムラダッタ  ツヅクタンボノソノサキハ  ヒロイヒロイウミダッタ

『この少年は、ググったんじゃなくて、自分の目で「山の向こう」を見に行ったのです。「らしい」とか、「だそうだ」じゃなくて、ちゃんと自分の目で見たんです。田んぼの続く村をこの目で見にいったんです。その向こうに海があって、白帆があって。でもこの日はそこで諦めて、日常に戻るんです』

tokyo-edit.net

自分自身で色々な経験してそれをカラダに取り込む。 自分が見たことがないもの、 経験したことがないものを追い求めて、 汗をかいて、 怪我してまで戻ってきて、 またその次を考える。 そうやって血となり肉となって、 すこしづつ成長するのではないかと思います。

2ヶ月の金沢生活。 いろんな経験して、 自分のカラダに取り込みたい。

まぁ僕が住んでるのは松任っていう、 かなり田舎の町なんですけどね…。

f:id:yutafujiwara:20180225233347j:plain