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キーボードを叩くだけのお仕事をしている人のブログ

夢のような話を、本気でしよう。

今週の土日もまた福岡へ行ってきました。今回はプライベートではなくて、建設コンサルタンツ協会 九州支部が主催する「夢アイデア」のコンペポスターのデザインを担当させてもらいました。

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僕は大学で土木工学を専攻していました。大学3年のインターシップのときに、お世話をしてくれた方が、このコンペに参加しており、その時に僕もはじめて応募しました。当時の僕の提案は箸にも棒にもかからなかったのですが、このコンペを通して「アイデア」「デザイン」の面白さにはじめて触れました。夢アイデアでは一次審査で書類選考があり、二次審査では公開プレゼンがあります。この公開プレゼンがとても面白いのです。

コンペと聞くと「崇高」「クール」「威厳」といったイメージがあると思いますが(僕にはあるのですが…)、夢アイデアのいいところは、土木・建築の分野だけではなく色々なジャンルの提案を募集しており、アイデアさえ面白ければ、どんな人でも受け入れてくれます。今年の夢アイデアのプレゼンに参加して、いくつか感じたことを書こうと思います。

仕様書がないから、できることがある

前に勤めていた会社の先輩のお言葉でとても、いいなぁーと思いました。人は経験を積むことで、方法論みたいなものに固執するようになってしまいますが、夢アイデアでは仕様書というものがないので、何もない状態からアイデアを考えます。そのときに新しい発想、アイデアが生まれるのではないかと思いました。未経験(若さ)とは裏を返せば強みになるのです。

提案書よりもプレゼンの方が大切

提案書だけ読んでも全然パッとしない案でも、実際に提案を聞くととても良かったりします。内容はもちろんですが、声の大きさ、その人の表情、仕草だったりと色々なものが総合的に加味されて良いプレゼンというのは成立していると思います。今回の発表は学生の方が多かったのですが、皆さん本当にとても上手く引き込まれるシーンがいくつもありました。

頼まれていないことを提案する

4年前に「夢のような話を、本気でしよう」というキャッチコピーで来年のポスターを製作させてください!と、頼まれていなかったのですが提案をしました。そしてカタチにして今年で3年目になりました。頼まれていないけど提案する、むしろ「作っちゃう」くらいが丁度いいのではないかと思うのです。提案を受け入れてくれる場所があるのであれば、失敗してもいいのでどんどん提案したほうがいいと思います。

今年のスピーカーの提案を聴いて、僕自身とても刺激を受けました。そして色々なことをカタチにしようと強く思いました。夢やアイデアというものには賞味期限がみたいなものがあって思い立った瞬間にやらなければ、消えて無くなっちゃいますよね…。フツフツと湧いている面白いことを具現化しようと、早速パソコンを開いて創作しているというお話。