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キーボードを叩くだけのお仕事をしている人のブログ

2016年について

クリスマスも終わり、逃げ恥も終わり、仕事を納め、2016年も残り3日です。

29日、30日、31日、1月1日は神奈川県の山奥で合宿をしています。合宿所はAirbnbで探しました。Wifiがあって、大きめの机があって、少し深めに座れる椅子があって、フカフカのベッドがある場所で、実家のような生活感のある場所です。オーナーもとても良心的な人でとても満足しています。そんな山奥で年末年始は過ごします。

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クリスマスや年末やお正月などのイベントの時って、喧騒な都市にいるとソワソワしてしまって落ち着かないんです。そういったイベントと関係がないまちで、自分のことを知っている人がいないまちで、ひっそりと過ごします。コンビニもないので夜中にお腹が空いても、何も食べれません(お腹が空いてきました…)。自分の意思を強く維持して、誘惑に負けないことは大切ですが、誘惑と戦わないということも一つの手法なのです。

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今日は2016年を振り返ろうと思います。2016年に僕は28歳になりました(ありがとうございます)。この1年ぼくは一生懸命に働きました。仕事でもなんでも心身がボロボロになったり、自分の限界を知るほどの経験をすると成長することができると思うのですが、その経験をこの1年でさせてもらうことができました。(結構ツラい1年でした…笑) ツラくはあったのですが、辞めたいとか、逃げ出したいとは思ったことはなくて『もっとやってやる!頑張るぞ!』前向きな気持ちで取り組めた気がします。チームで同じ目標に向かって自分で自分を追い込むと、いつも以上にやれるということを実感しました。部活をやっている感じというか、そういう類の感覚で仕事をしていました。

これまでの働きかたは、他人から追い込まれて働いていた気がします。自分で自分を追い込むのと、他人から追い込まれるのはやはり全然別物な気がします。中学生のときにサッカーで死ぬほど走らされていました。そのとき僕は走ることも嫌だったし、サッカーも好きではありませんでした。でも「辞める」という選択肢はなく、1日1日を生き抜くために必死に走り抜いていました。しかし誤魔化しながらやって自分の限界を知り、成長できたとしても、そういうやり方では長くは続きません。結局どこかでポキっと折れてしまい、深い傷を負い戻ってこれなくなったりするのです。何のために働いているのか?会社のためなのか?上司のためなのか?自分のためなのか?クライアントのためなのか?家族のためなのか?それが明確に見えてくると、働き方や、頑張り方が変わってくるのではないかと、今のチームで働いていて思うようになりました。

とても厳しくツラい1年でしたが、自分自身の深いところと向き合うことができた年だったと思います。2017年も引き続き頑張っていきますので、よろしくお願いします。

もっとデートをしよう

マガジンハウスが出しているPOPEYEという雑誌を愛読しています。今月号は2回ほど読み直しました。なぜかというと「ガールフレンド」特集だったから。

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「彼女もいないのに、読む必要ないでしょ?」と言われるかもしれないんですが、備えあれば憂いなしということで、クリスマスまではまだ時間があります。読んで準備をしてきっと損することはありません。もしかしたら奇跡が起こるかもしれません。

ガールフレンド特集は毎年やっている(?)特集で多くのシティボーイたちはチェックしている特集だと思います。僕はただのボーイです。シティボーイとは全然違います、全く関係ありません。どれくらい関係ないかというと、楽器とガッキーくらい関係ありません。楽器は音を出す道具ですが、ガッキーはガールフレンドにしたいNo.1の女性。僕とシティボーイもそれくらい関係ありません。

ただのボーイである僕も、なぜ「ガールフレンド」特集のポパイを読んでいるのかというと、シティボーイたちがどんなことを考えているのかを知りたくて読んでいるのです。そして妄想をするのです。もしも自分がシティボーイに生まれ変わったらと…。

今回もポパイを読んでいて、シティボーイに声を出してツッコみました。「お前らやり過ぎだろ!」と。デートに花束を持ってくるとか、シティボーイはやり過ぎです。デート中ずっと花持ってないといけないからデート中邪魔だよね?田舎者はついついそんなことを考えてしまい、いつも通りが一番いいんだよねってなっちゃうんです。現状維持。

花束はいらないんだけど、普段は行かないようなお店を予約して、少し高めのコース料理なんかを頼んで、シャンパンで乾杯して、ほろ酔いになった頃に細やかなプレゼントを渡して。帰りにイルミネーションみながら「綺麗だねー」とか言い合うくらいのデートが僕にはちょうどいい。

とか言いながら、お花屋さんのページに付箋を貼っているのでした。

夢のような話を、本気でしよう。

今週の土日もまた福岡へ行ってきました。今回はプライベートではなくて、建設コンサルタンツ協会 九州支部が主催する「夢アイデア」のコンペポスターのデザインを担当させてもらいました。

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僕は大学で土木工学を専攻していました。大学3年のインターシップのときに、お世話をしてくれた方が、このコンペに参加しており、その時に僕もはじめて応募しました。当時の僕の提案は箸にも棒にもかからなかったのですが、このコンペを通して「アイデア」「デザイン」の面白さにはじめて触れました。夢アイデアでは一次審査で書類選考があり、二次審査では公開プレゼンがあります。この公開プレゼンがとても面白いのです。

コンペと聞くと「崇高」「クール」「威厳」といったイメージがあると思いますが(僕にはあるのですが…)、夢アイデアのいいところは、土木・建築の分野だけではなく色々なジャンルの提案を募集しており、アイデアさえ面白ければ、どんな人でも受け入れてくれます。今年の夢アイデアのプレゼンに参加して、いくつか感じたことを書こうと思います。

仕様書がないから、できることがある

前に勤めていた会社の先輩のお言葉でとても、いいなぁーと思いました。人は経験を積むことで、方法論みたいなものに固執するようになってしまいますが、夢アイデアでは仕様書というものがないので、何もない状態からアイデアを考えます。そのときに新しい発想、アイデアが生まれるのではないかと思いました。未経験(若さ)とは裏を返せば強みになるのです。

提案書よりもプレゼンの方が大切

提案書だけ読んでも全然パッとしない案でも、実際に提案を聞くととても良かったりします。内容はもちろんですが、声の大きさ、その人の表情、仕草だったりと色々なものが総合的に加味されて良いプレゼンというのは成立していると思います。今回の発表は学生の方が多かったのですが、皆さん本当にとても上手く引き込まれるシーンがいくつもありました。

頼まれていないことを提案する

4年前に「夢のような話を、本気でしよう」というキャッチコピーで来年のポスターを製作させてください!と、頼まれていなかったのですが提案をしました。そしてカタチにして今年で3年目になりました。頼まれていないけど提案する、むしろ「作っちゃう」くらいが丁度いいのではないかと思うのです。提案を受け入れてくれる場所があるのであれば、失敗してもいいのでどんどん提案したほうがいいと思います。

今年のスピーカーの提案を聴いて、僕自身とても刺激を受けました。そして色々なことをカタチにしようと強く思いました。夢やアイデアというものには賞味期限がみたいなものがあって思い立った瞬間にやらなければ、消えて無くなっちゃいますよね…。フツフツと湧いている面白いことを具現化しようと、早速パソコンを開いて創作しているというお話。

計画力とアドリブ力

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友人の結婚式があり、福岡に行ってきました。

結婚式にはいつもカメラを持っていきます(SONYのα6000)。これまで何十回か結婚式で写真を撮影してきました。写真って、上手く写ろうとしてない(かまえていない)姿の方がいいですよね。

集合写真は撮影前のワイワイと皆んなで並んでいる瞬間が、一番良い写真が撮れると思うんです。良い写真の定義は人それぞれですが、僕は話している会話が聞こえてくるような写真というか、そういうライブ感のある写真が好きです。ぶれていても、粒子が荒れていても、良い写真には素直な気持ちと愛情があると思います。

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話は変わって、結婚式でぼくは二次会の幹事を任され司会と進行を担当しました。僕はあがり症で、人前で話すのが苦手で、緊張して体温が2度くらい上がり額から汗が吹き出ます。物事を得手不得手に分けるとしたら、司会進行は間違いなく「不得手」の部類に入ります。

BGMや映像や音響機材(ギター、マイク)などの準備と用意は、バンドをやっていたこともあり、すんなりとできるんですが、当日に起こるトラブルには対応できません。計画していること、練習していることはできるのですが、予定していなかった事態が起こったときのアドリブ力が皆無なのです。28年間生きてきて、そういうタイプだということが最近やっとわかりました。

一緒に司会・進行を担当したのは、抜群のアドリブ力がある友人。ゲームの司会をしているときに、彼のアドリブ力が炸裂してお互いにハマる瞬間がありました。その瞬間からパッと道が開いて、ゲームは大盛況に終わりました。たかが二次会の結婚式で大げさかもしれないんですが、道が開く瞬間というのが確かにありました。

仕事でもスポーツでも、人と一緒に何かをしていると、自分が普段だせないようなパワーを出せたりする瞬間があります。ありますよね?ありませんね。すいません。でも確かにあるんです。結婚式の二次会で友人のアドリブ力がカチッとハマり、全てが計画通りに盛り上る瞬間、とても清々しい気持ちになりました、というお話。

結婚おめでとうございます!! 末長くお幸せに。

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人生の秘伝、チェックポイント

食べ物おいしい?

食べ物の味を、ちゃんと感じてる?

朝起きると楽しい?1日が楽しみ?

夜寝るとき、気持ちいい?

友達が前から歩いてきます。

楽しみ?面倒?

目に映る景色がちゃんと心に入ってきますか?

音楽は?

外国のことを考えてみて。

行きたい?わくわくする?それとも面倒?

明日が楽しみですか? 3日後は?未来は? わくわくする?憂鬱? 今は?今をうまくやってる?

自分のこと気にいってる?

上の文章はアムリタという小説の主人公、朔美の母の「人生の秘伝、チェックポイント」というもの。気分が俯いているときというのは、この質問がたいてい『NO』になっている気がします。

元気を出そうと友達に会って、ご飯を食べてみたりするんですが、「なんでそんなにテンション低いの?」と言われたりして、さらに気分が落ち込んでしまったりしますよね。しませんよね。すいません。

モヤモヤの止まらない毎日を打破するために、僕がすることは「何もしない」ということ。たとえ無理をして頑張ってみても、こういうときは何をしても駄目なんです。「何をしても駄目だ」と割り切って、静かにしておくのがいいんです。溺れないように、水面から顔だけはだしておいて、また元気になってきたら水面から出ればいい。まだ12月だ。そんなに慌てるような月じゃない(と、思い込ませる)。

毎日ニコニコと笑っていたい。出来る限り綺麗ごとを言い続けて毎日ニコニコを笑顔でいたい。そのために歯を食いしばって、水面から這い上がるのだ。遠回りかもしれないけど、ここで取りこぼしているものを丁寧に拾ってみよう。そこから何かが見えるはずだ。

落ち込んでいるときに、靴をピカピカに磨いても決して何も変わらないという話。

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浸透力ハンパない

「好き」という言葉を、好きなひとに言われた時の浸透力はハンパない。誰だって丘の上から叫びたくなると思います。僕だって叫びます「浸透力ハンパない」と。

そう、これはTBSドラマの「逃げるは恥だが役に立つ」のワンシーン。

www.tbs.co.jp

ドラマなんて観るのは何年ぶりだろう。2013年に放送されていた「あまちゃん」は毎日観ていました。毎日朝起きてドラマを観ることが、とても楽しみでした。今回のドラマも毎週火曜日を迎えるのがとても楽しみです。平匡とみくりが毎週火曜日にハグをするように。

ドラマの内容はこんな感じです。

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大学院を出ながらも就職難で派遣社員になった森山みくりは、いわゆる派遣切りに遭い、無職の身となってしまう。求職中の娘を見かねた父は、家事代行サービスを利用していた元部下・津崎平匡が折りよく代行の会社を替えようとしていたところを頼み込んで、週1回の仕事を取り付けてくる。 気難しい性格で、あまり他人に構われることを好まない津崎だったが、みくりとは適度な距離感を保って良好な関係を築く。だが、定年を機に田舎へ引っ越すという願望を両親が叶えることになり、現状を維持したいみくりは津崎に「就職としての結婚」を持ちかけ、その提案にメリットを感じた津崎は了承し、2人は契約結婚という道を選ぶ。 ※ウィキぺディア参照

逃げるは恥だが役に立つ - Wikipedia

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先週の6話では、ふたりで出掛けた"新婚旅行"の最後に、平匡(星野源)がみくり(ガッキー)に突然キスをするという衝撃の展開でした。

今週の第7話ではこのキスをきっかけに、脳の変なスイッチが入ってしまい2人は恋に落ちてしまいます。

なんなんですかね、恋愛のスイッチが入ってしまうと、世界に魔法がかかったみたいに見える感覚になるというか、あの不思議な感覚。脳内の変な物質がたくさん分泌されて、相手の姿がそれまでの何倍にも魅力的に見えて、相手の声を聞いているだけで耳が幸せになって、手に触れただけで全身に電流が全身に走ったようなあの感覚。

恋をしているとそういうことが多々あります。意識どこやら、今何をやっているのかを忘れるくらいに相手のことを考えてしまって長い時間が過ぎている。何をやっても手につかない、仕事にならない、お腹が空いていることさえも忘れてしまっている。狂おしく恋愛に引きずり回されるのって悪くないですよね。とても素敵だと思います。

平匡とみくりを観ていてそんなことを思いました。

まぁ、僕は恋してないんですけどね。

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LINE BOT AWARDS

皆さんは「ハッカソン」という言葉を知っていますか?僕は知っています! 「ハッカソン」とは「ハック」と「マラソン」の組み合わせの造語でエンジニアが技術とアイデアで競い合うイベントの一種。建築ならコンペと呼ばれるものに近いと思います。最近では色々なハッカソンイベントが開催されており、ヤフーやグーグルが定期的に社内ハッカソンを開催したり、オープンに参加者を募るイベントも多数開催されています。

ハッカソンは単なる開発コンテストとは異なり、「数時間でサービスを作り上げ、壇上で聴衆にプレゼンする」という超短時間勝負のルール。ひとつの空間に集められた参加者たちは、思い思いにチームを組んでアイデアを出し合い、意見を交換しながら徹夜でプログラミングを行います。そしてプレゼンでもっとも支持を集めたサービスが優勝!マラソンというだけあって、精神的にも肉体的にもとてもキツいイベントです。

昨日、LINE BOTを作るハッカソンに参加しました。株式会社LINEが開催している『LINE BOT AWARD』に取り組むためにエンジニアで集まって「とりあえず何か作ってみようぜ」というのが趣旨のハッカソンです。

「LINE BOT AWARDS」 qiita.com

今回のハッカソンで色々デモを作っている方々がいました。まだAPIが公開されたばかりなので、手探りな感じはありましたが、既にすごいアイデアもありました。その中でも僕がいいなと思ったBOTは「都道府県クイズBOT」。日本の都道府県が出てきて、ある都道府県の一部だけに色が塗られており、その都道府県を当てるというシンプルなBOT。おそらく作るのもそんなに難しくないのですが、「息子が小学生で都道府県の勉強しているから作った」とおっしゃっており、「誰かのために作る」というのはとても良いなと思いました。

自分の開発したアプリで人の役に立てるというのは、素晴らしいことだと思います。たとえそれが1人のためでも、役に立っている人がいるなら、それはアプリとして役割を果たしていると思います。

自分が作ったボットを友達や家族が使いながら、笑ってくれている。「これいいねー!」と言っている。そんな姿を想像しながら僕はBOTを作ろうと思います。誰も思いつかないスーパーアイデアはなくて、周りの人たちの暮らしを少しだけ幸せにするアイデアです。

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